高尾・城山



春の高尾山は桜がいっぱい、草花もいっぱい。
特にもみじ台から城山は、次々目を楽しませてくれます。


2005.4.24(日) 山麓駅~~~山上駅_高尾山_もみじ台_一丁平_城山_山上駅
快晴11:00リフト往復
900円
11:1512:0012:10
12:25
12:55
13:00
13:25
13:45
15:25



これから春という3月に小さな手術をして、2,3ヶ月は山は無理と思っていましたが、術後経過は良好。そろそろ低山なら歩いても大丈夫そうなので、往復リフトを利用し桜を見ながら城山をピストンして来ました。
桜の遅い今年は今が見頃。晴天という事もあって人は多いけれど、リフトは殆ど並ばなくても乗れました。リフト利用でも、こうして山へ来れた事がうれしくて感謝。足元を過ぎる植木の花でもウキウキ。山上駅から土産店の並ぶケーブル駅の先を更に進むとかすみ台。その右手に目立たない北側2号路の入口。この道は通った事がないなあと思い、歩いてみることにしました。

少し下ると高尾山広葉樹林の説明版があり、
高尾山ではわずかな気候の違いで、山の南側には日本の南半分を代表するシイ、カシなどの常緑広葉樹林が、北側には北半分を代表するブナやカエデなどの落葉広葉樹林がすみ分けられているそうです。


高尾山の広葉樹
【高尾山の広葉樹分布】
2号路
【静かな2号路】

この2号路は静かで、出会う人もいません。
普通に歩けば5分くらいで道幅も狭く上の賑やかさから取り残されたような緑が迫る道でした。

この段々を上がれば、4号路が始まります。

つり橋コースと呼ばれる3号路は人気のコース。道幅も広くなり人も多くなりました。イヌブナの新緑が眩しいほどに輝いています。みやま橋の上にはモミジの明るい緑が降りそそいでいました。

みやま橋
【緑が明るいみやま橋】
スミレ
【並んで咲く双子のようなスミレ】

緩い登りが続きそろそろ山頂も近くなる頃、木の根元にひっそりと咲く、ちょっと変わったスミレを見つけました。

花びらが少し丸まってこれから開くのか、閉じるのか。色は白っぽく、2輪並んで何やら楽しい。高尾山はスミレの種類も多いそうです。

上に出れば高尾山 山頂。
丁度昼どき、どの桜の木の下もおいしそうなお弁当タイムです。

今日は春霞。丹沢は何とか見えますが、富士山は見えませんでした。
人がいっぱいなので、この先のもみじ台へ。

高尾山
【にぎやかな高尾山 山頂】
なめこ汁
【もみじ台のなめこ汁 300円】

今日は朝が遅かったのでまだおなかはすいていないけど、いつもは通り過ぎる茶店で、初めて名物のなめこ汁を注文しました。
温かくて、とてもおいしい。

風が吹くと桜が散って、ひとひら御椀の中へ。

もみじ台を下ったところからはアンテナのある城山の山頂が見え、尾根の桜並木がとてもきれいに続いています。

城山へ
【桜並木が続く城山への道】
青年の森
【ミツバツツジと山桜が華やかな青年の森】

大垂水峠の分岐があるところでは右にも巻き道があり、盛りをやや過ぎたミツバツツジでいっぱい。

いつも上の尾根道を歩くので気付きませんでしたが、この季節「青年の森」と呼ばれるこの辺りは、ツツジと山桜でなんとも華やかな場所でした。


この先の一丁平やその周辺では、シラカバの柔らかい緑、様々な色合いの山桜。その下にはスミレとイカリソウがいっぱい。緩やかな草地のあちこちで多くの人が寛いでいました。

何年か前、同じような頃にヒトリシズカをたくさん見たのですが今日は一叢しか見ませんでした。もう咲き終わったのか、これからなのか、どこへ行ったのでしょう、気になりました。

一丁平
【草花がいっぱいの一丁平付近】


タチツボスミレ

エイザンスミレ

イカリソウ

ヒトリシズカ


桜並木
【春爛漫の桜並木】

ここからもずっと桜並木が続き、春爛漫。

ゆっくり歩いて、城山に着きました。
時々吹く風に桜が散って、とってものどか。
子供達の明るい歓声が響きます。

城山
【桜の花びらが散る城山】

帰りはリフトの山上駅へ向けて引き返し、一丁平やもみじ台は巻き道を通りました。高尾山の巻き道の北面5号路ではシャガがいっぱい。メイン通りは人も相変わらずでしたが、帰りのリフトも並ばず乗れました。ほぼ一ヶ月ぶりの山道。高尾山から城山は人が多かったけれど、春いっぱいが感じられる楽しい山歩きでした。



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