大菩薩峠

だいぼさつとうげ(1897m)
平成18年5月4日~5日


丹波や小菅から大菩薩峠へ至る道は、甲州街道の裏街道として交易などに利用されていたそうです。
この道は歩く人も少なく、静かそうなので以前から気になっていました。
連休は、この丹波大菩薩道を登り、昨秋気に入った牛ノ寝通りを下って来ました。


2006.5.4(祝) 丹波_藤ダワ_追分_ノーメダワ_小菅道分岐_フルコンバ_大菩薩峠
晴れ 09:25着
 09:30発
10:45
10:55
12:10
12:45
13:30
13:40
14:25
14:30
14:55
15:05
15:50着



前回の九鬼山でカメラが動かなくなったので、今日から新しいカメラです。

晴天の連休という事もあって、立川駅7:05発 奥多摩行きの電車は満員。8:30発のバスは西鴨沢行き2台、丹波行き1台で出発しました。

終点の丹波で下車。道標がないので川向こうに渡る橋を捜して、しばらくうろうろ。戻って、バス停からすぐの「民宿ふるさと」の白い看板のところを左折、お寺の前を右に下ると立派なつり橋が見えてきました。


看板を左折
【白いふるさとの看板を左折】

このあたりは大きなキャンプ場になっていて、つり橋を渡り終わった所にはトイレもあります。トイレの左側から上の車道に出て、右に折れるように登って行くと、ここで初めて道標を見つけました。貝沢川沿いの林道が左へ延びています。

新緑いっぱいの林道を進んで行き、途切れた先から細い登山道になりました。ニリンソウがいっぱい咲いていて、沢側には立派な冊が作られていました。


丹波大菩薩道
【新緑の丹波大菩薩道】

左岸に移り、山側が植林の山腹道を行くと道標があり、真っ直ぐは「山道」となっています。

左へ下り気味に進んで行くと、苔むした木橋がありました。橋そのものは現代の物だと思いますが、何となく昔の峠越えの道を忍ばせる、雰囲気のある木橋です。

気持ちのいい沢音と、すっかり黄緑色になった眩しいほどの新緑の道になりました。

が、ここからは急斜面。時々立ち止まって上の緑を見上げながら、ジグザグに登り詰めて行きます。

急坂
【眩しいほどの新緑】
藤ダワ
【藤ダワ  右が登ってきた道】

やがてまた立派な冊のトラバース道になり、尾根に上がりました。ここが藤ダワで、道標もベンチもあります。反対側は植林で、すぐ下に舗装道路が見えていました。地図より奥まで車道が入っているようです。

ベンチに腰掛け、今来た新緑の林を眺めながら休憩。涼しい風が吹き抜けていい気持ち。北には高尾天平への道が延びていました。

しばらくは植林の山腹道ですが、急坂の後の木陰道でほっとします。このあたりで大菩薩峠から下山して来た人達と何回かすれ違うようになりました。

やがて自然林も交互に現れ、淡い新緑とミツバツツジの明るい道になってきました。

ミツバツツジの道
【淡い新緑とミツバツツジの道】

谷が狭まり、マリコ川の沢を3回ほど木橋で渡ります。この辺も芽吹き始めの新緑で、気持ちのいい明るい沢道です。


追分
【追分】

沢から離れ山肌に沿って登って行くと尾根に出て追分に着きました。ベンチがあり見晴しもいい所です。

ここまで来ると周りの木々はまだ芽吹いたばかり。近くに見えるカラマツ林もまだ黄緑色で、青味が差して来るのはこれからです。


北面が開け、遠くに唐松尾山~飛龍山~雲取山~石尾根が大きく広がっています。

飛龍山
【唐松尾山~飛龍山~雲取山~石尾根】

追分からは、今倉山(サカリ山)を巻いて行く道になり、まったくの自然林になりました。

気持ちのいい明るい道ですが、時々上空を雲が通過していきます。ミツバツツジと芽吹きの明るい道や、落ち葉がいっぱいのブナやミズナラの散歩道がノーメダワまで続きます。

トタン屋根を2本柱で支えている雨宿りのような小さなベンチを過ぎると、まもなく向こうに伐採地が見えてきました。


丹波大菩薩道
【落ち葉の丹波大菩薩道】
ノーメダワ
【ノーメダワ】

ノーメダワは東西が伐採されているので、ここも見晴しがいい。目の前には大菩薩嶺から北尾根が延び、その右奥に見えているのが鶏冠山のようです。

今までは山腹の道でしたが、ここからは尾根の上を歩きます。芽吹き前の、所々ブナの大木がある明るい笹道で、ほぼ一定の勾配で登って行きます。

ブナ林
【芽吹き前のブナ林】
小菅大菩薩道への分岐
【小菅大菩薩道への分岐あり】

高度が上がり、林相が変わってきました。針葉樹林になった小ピークには、小菅分岐の古い金属片の道標がありました 。フルコンパより手前にも、小菅道へ下りる道があるようです。涼しい木陰でしばし休憩。

マツやシラビソの針葉樹林になり、道も緩やかになって、やがてまた開けた所に出ました。

フルコンパ小屋跡に到着。
ここも明るい草地で、大菩薩嶺が目の前に見えています。向こうの山肌には、所々深い緑に混じってダケカンバの白い幹がすっきり並んでいました。

フルコンバ
【フルコンパ小屋跡】
山道
【荷渡し場?】


フルコンパからは尾根を外れ、また東側の山腹を巻くようになだらかに進んで行きます。

右に曲がる所が「荷渡し場」でしょうか。道標があり、左は「山道」を指しています。昨秋、牛ノ寝通りの玉蝶山あたりで「山道」の道標を見かけたけど、ここに通じているのかも知れません。

昔の交易の道を忍ばせる「荷渡し場」という名前が、なんだかとってもいい感じです。

前方が明るくなって来て、介山荘の横のベンチに着きました。

大菩薩峠に到着です。
フルコンパからは日陰の道だったので、急にまた、昼に戻ったように明るく感じます。空が青く、笹原の稜線もすっきり。連休で人も多いかなと思ったけど、時間が遅いからか意外と静かでした。


大菩薩峠
【大菩薩峠】

宿泊手続きを済ませ、談話室の指定されたテーブルでひと休み。今日もお煎餅があり、お茶は飲み放題です。女性3人組、お母さんと男の子の二人連れ、そして私の6人がテーブル単位の今日のグループで、寝室は6畳の部屋になりました。 この山荘は予約制ですが、連休でも一人一畳を確保してくれるなんて、感激です。


富士山
【遠くに霞む富士山】

しばしおしゃべりして、親不知ノ頭まで散歩。

今日は雲の多い晴天で、富士山はもうすっかり霞んでいるけど、岩に腰掛けしばらく周りの景色を眺めていました。


夕食は5:30からで、今日も定番のカレーです。ワインやサラダその他も出て、おいしく頂き、私達のテーブルは全員おかわりをしました。おみやげはボールペンか天然水のどちらか選べます。

6:30が日没で、この時期は北アルプスの乗鞍岳の上に沈むそうです。たなびく雲と乗鞍岳の間の僅かな空間に丸い夕日が落ちて行きました。夕焼けにはならなかったけど、夜は満天の星空と塩山市街の夜景がきれいでした。



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