低山ながらアップダウンの多い沼津アルプス。その最南端の大平山から
更に東へ延びる大嵐山(日守山)への山々を奥沼津アルプスというそうです。
2009.12.23 (祝) 快晴 | 原木駅 | → | 大嵐山(日守山) | → | 大平山 | → | 多比 | → | 沼津港・びゅうお | → | 「磯はる」 |
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「望の富士山」の望さんから、奥沼津アルプス・オフ会のお誘いを頂きました。楽しそうだった鍋割山・オフ会。平均年齢が一気に引き上がるので申し訳ないけど、私も参加させていただく事にしました。グループ登山は40年ぶり。嬉しさ半分、緊張半分で家を出ました。 |
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駅前を真っ直ぐ進み、狩野川に出て右へ進むと、富士山が見えて来ました。今日は素晴らしい快晴。風も穏やかで、ゆっくり蛇行する狩野川の向こうに朝日を浴びたきれいな富士山。早速、撮影会です。 |
狩野川を渡ると、望さんが女性とお話しています。この方がピカリさんで、近くにお住まいとのこと。お名前は聞いたことがありましたが、八ヶ岳も日帰りで行ってしまう健脚のお若いご夫婦で、私とは別世界の方と思っていました。今日はお仕事なので日守山だけだそうですが、ファンの食うかいさんは大喜びでした。 |
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車道を右へ進み、道なりに東へ進んで行くと、向こうに日守山公園入口が見えて来ました。立派な案内板があり、日守山は正式名「大嵐山」というそうです。 |
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山頂へはずっと段々道で、途中にはサザンカが咲き、椿も蕾をふくらませていました。富士山を振り返りつつ登って行きます。 |
ローラー滑り台の横を上がれば山頂広場の一角で、展望ベンチがあります。早速、写真撮影会。 |
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富士山の撮影が終わり、幹事の望さんがかずさんと一緒にローラー滑り台を滑って行きました。カメラマンの食うかいさんのリクエストに応えて、「お尻が熱い~」と言いながらも2度滑ってくれた望さんです。 |
金森さんに憧れて同じカメラを買ったという食うかいさん。カメラ3台を並べてご満悦。何やら専門用語のような単語が飛び交い、しっかり写真を撮って出発です。が、ここでも出発儀式。全員揃って、サングラスかけて、近所の子供達の見守る中、「はい!〇〇ポーズ!」で、無事撮影終了。いよいよ出発です。 |
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途中にあった迷路で、かずさんがはしゃぎながら遊んでいる間に私達は先へ。 |
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評判どおり、最初から急下り。ロープにつかまりながら、下って行きます。晴天続きだったので、あまり滑らず助かりましたが、雨後は注意です。 |
下りきった先にちょっとしたトラバース。滑りやすい岩の上で、カメラを向けられた演技派かずさん。さっそく「助けて~~!」とやっていました。 |
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下れば、次は急登。そしてまた下って、急登。沼津アルプスより小刻みなアップダウンが繰り返されます。 |
日守山スタートから30分ほどで休憩になりました。今日は昨日までの寒さが緩み、穏やかな晴天です。 |
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その先、岩の上での、このお二人、 |
その先で、このコースの名物梯子が現れました。ダマチョさん、金森さん、私が通って、次はかずさんの番です。 |
![]() 【楽しい梯子 喜ぶかずさん】 |
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この梯子の最後は食うかいさんで、片手片足を伸ばして出初式ポーズ。食うかいさんもかずさんも、カメラを向ければ必ずポーズを取るので本当にサービス精神旺盛、愉快な人達です。 |
上の梯子から慎重派の金森さんは引き返して来ました。金森さんが戻って来たのに私が登って生意気だと思われたらイヤだから、ちょっと見るだけにしようと梯子を登ってみれば、ちょっとした崖っぽい場所に道が続いています。 |
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次は短いロープ場。下ろうとすると食うかいさんが、「まだ降りないで! のぞむさ~ん カメラ貸して!」と恐ろしいことを言っています。 |
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![]() 【ロープ場下り】 |
次に下った望さんの写真を載せましょう。 |
この先に僅かながらウバメガシの木立がありました。備長炭はこの木から作られ、大平山と鷲頭山の間にはジャングルのような林があります。 |
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次のロープ急登で展望のいい岩の上に出ると、中高年女性グループがいました。食うかいさんが話しかけ、すぐに和やかムード。この人に”人見知り”という言葉は存在しないみたい。 |
さて大平山へ。この登りも急登で、落ち葉がいっぱいの道を上がって行きます。 |
![]() 【大平山直下も急登】 |
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けっこうな急登続きで、ようやく大平山に到着。 |
なんと、サンタさんでした。 |
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大平山から下る途中に富士山の撮影ポイントがあり、ここで撮影会になりました。 |
ダマチョさんが三脚の位置を変えても、かずさんのポーズは変わらない。 |
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ずっと傾いたままのかずさんは疲れて来たのか、どんどん傾いて行く。食うかいさんはシャッターチャンスを狙って、カメラ構えたままの姿勢。かずさんの悲痛な声と、食うかいさんの悠長な声だけが繰り返され、可笑しくて私は後ろに立って、フフフ・・・ ハハハ・・・ と、一人で笑い転げていました。 |
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私も忘れていましたが、この先にも富士山の展望地がありました。すぐ下の多比口峠から下山です。 |
今までとは打って変わって緩やかな道。 |
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麓近くになると紅葉もまだ残っていました。さすが温暖な伊豆です。向こうに見えるのが沼津アルプス最高峰の鷲頭山(392m)です。 |
木漏れ日の気持ちのいい落ち葉道。名残の紅葉など見上げながら下って行きました。 |
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沼津アルプスの多比登山口に着きました。水仙が咲き始めていて今年もあと僅か。もうすぐお正月です。 |
あとは車道を行くだけ。 |
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「多比」からバスに乗って(バス便は多い)どこかで降りました。皆さんのあとについて沼津港に到着。堤防から振り返れば、沼津アルプスが一望出来ます。いわし料理専門店「磯はる」は4時開店とのことで、近くの沼津港大型展望水門「びゅうお」で展望を楽しんでから磯はるへ向かいました。 |
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徳倉山は象山とも呼ばれていて、頭を北にして横たわった象の姿に似ています。 ![]() 【香貫山 横山 徳倉山(象の頭と長い体) 鷲頭山 左奥に大平山がチラッ】 |
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前回、望さんが注文したという「大浜」を全員で注文。乾杯のあと運ばれてきたお料理は、いわしの刺身、てんぷら、南蛮漬で、ご飯もつみれ汁も大盛りです。とても美味しく、幸せなひととき。 |
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途中からピカリさんが参加されて山の話やHPの話など伺い、最初と最後は地元のピカリさんも交えて楽しいオフ会は終わりました。帰り際、どこかで本の話題が出て、びっくり!大事なことを忘れていました。今日は金森さんの本「東京発 読んで旅する四季の山々」を持って来たのです。急いでザックから引っ張り出し、サインしていただきました。思い出して、よかった、よかった。 |
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奥沼津アルプス。初めてのオフ会でかなり緊張していましたが、皆さんとても愉快で善い方ばかりでした。望さんの抱くほんわかなイメージを壊してしまい申し訳なかったけれど、私は終日笑いっぱなしで、最後は美味しいいわしも味わえて、行程は短いのに盛り沢山で楽しい山行でした。 望さん! 皆さん! 本当にありがとうございました。 |
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