お坊山

おぼうやま(1430m)


今年の金森さん主催のスミレオフは延期になり、お坊山への新緑オフに変更になりました。
青空の下、メンバー以外誰もいない静かな東尾根で、明るく輝く新緑を満喫した一日でした。


2013.5.18
(土)
 道証地蔵大鹿峠
入口
大鹿峠お坊山東峰棚洞山入道山末端ピーク東尾根
取り付き
笹子駅
快晴  08:40着
 08:45発
09:0010:05
10:20
11:10
11:15
11:30
12:15
13:05
13:15
13:4014:05
14:15
14:30
14:45
15:15着
15:35発



大月駅に集合。高尾では長い林道歩きも大好きなメンバーですが、今日は道証地蔵までタクシー利用。

青空を見上げ、あちこちで満開のフジを見ながらスタートしました。

道証地蔵スタート
【道証地蔵からスタート】
大鹿峠へ
【大鹿峠へ】

甲斐大和駅から大鹿峠へ歩いたことはありますが、こちらからは初めて。舗装道路をカーブしながら上がって行くと、道標がありました。

日差しは強いけれど、今日は湿度が低いようで空気は爽やかです。


登山道に入ると、あとはずっと気持ちのいい新緑の木陰道。
花は少ないものの、あちらでもこちらでも何やら発見?



【あちらでも】


【こちらでも】

空が見えてきて、大鹿峠が近づいて来ました。
峠にはヤマツツジがちらほら咲いていました。


輝く新緑
【輝く新緑 (拡大)】
大鹿峠
【大鹿峠】

緑に包まれた大鹿峠に到着。狭いけどベンチもあります。足元にはチゴユリが少し咲いていました。

しばし休憩。ここからは急登です。
気合を入れて、スタート。

最初のヤセ尾根急登を過ぎると、少し緩やかになって、足元にはヤブレガサがいっぱい。
黄緑色の中の青緑は、涼しげな雰囲気です。

ヤブレガサ
【ヤブレガサ道】
白谷ヶ丸~滝子山
【白谷ヶ丸~滝子山】

秋には枯れヤブで隠れていた直登を登り、お坊山の稜線に上がりました。ミツバツツジが咲いています。

ベンチからは南大菩薩の白谷ヶ丸~滝子山がよく見えていましたが、今は周りの木々がずいぶん高くなってしまいました。



フジ

ヤマウツボ

ルイヨウボタン

ミツバツツジ

明るい日差しと可愛い若葉が迎えてくれる道を、お坊山の山頂へ。


お坊山
【萌えたつ若葉】

お坊山 山頂
【お坊山 山頂】

お坊山から見る富士山
【富士山 (拡大)】

今日は気温が高いので、霞んでいると思っていた富士山ですが、きれいに見えて、びっくり!
予想外のクリアーな姿に嬉しくなりました。

南アルプスもきれいに見え、八ヶ岳もうっすら見えています。

お坊山の山頂は狭いので、引き返して東峰へ。
真っ直ぐ進む人。 ふらふら花へ誘われる人。

東峰へ
【東峰へ】

東峰には古いベンチが一つですが、ちょっと広めな場所でランチタイムになりました。
楽しいおしゃべりのあと記念写真を撮って、帰路は長い東尾根へ。


東峰
【東峰】

ランチタイム
【ランチタイム】

明るい光が降り注ぐ、緑かがやく森のなかは、白い蕾いっぱい、落ち葉もいっぱい。


緑かがやく森
【緑かがやく森】

落ち葉
【落ち葉いっぱい】

お坊山東尾根
【お坊山東尾根】

広葉樹林の長い東尾根。
落ち葉サクサク、気持ちいい道が続きます。

途中、何度か大きく折り返すので違う所へ行ってしまいそうな気になりますが、そういえば登りの時もちょっと心配した所です。


右手にアカマツが現れ、巻き道分岐からは真っ直ぐ棚洞山の山頂へ。
振り返れば緑の木々の間から、今下りて来た東峰が見えていました。


棚洞山
【棚洞山】

東峰
【振り返る東峰】


少し下ると右側が開けた見晴らしのいい所に出て、鶴ヶ鳥屋山~本社ヶ丸がよく見えました。

先日、どなたかが金髪のオネエさんに遭った(笑)会ったという本社ヶ丸。その奥は三ツ峠山です。


鶴ヶ鳥屋山~本社ヶ丸
【鶴ヶ鳥屋山~本社ヶ丸】

棚洞山からも緩急交互の下りで、落ち葉いっぱいのふかふか道が続きました。
所々にはヤマツツジも咲いていましたが、やはり少なめでしょうか。


棚洞山からの下り
【落ち葉ふかふか道】


【ヤマツツジ咲く道】

入道山の手前の小ピーク
【ベンチのある小ピーク】

入道山の手前の小ピークには狭いながらもベンチがあります。冬枯れの頃は浜立山や滝子山がよく見え、入道山より休憩適地ですが、今の季節は木々の葉に遮られていました。


入道山が今日最後の短い登り。山頂のアカマツ幼木が大分育っていました。


入道山へ
【入道山へ】

入道山
【入道山】

アカマツ枯れ木
【アカマツの枯れ木】

幹の下が崩れ落ち、のっぽキノコか番傘みたいになってしまったアカマツ枯れ木が立っていました。

送電鉄塔の先の山火事跡を過ぎると、その先は激下りが待っているので、しばし休憩です。

そして、いよいよお坊山東尾根の難所、末端急斜面に向かい始めました。白看板から先のズルズル傾斜はハンパなく、転げ落ちないよう慎重に下ります。

降り立った所は以前の登り口とは違う所。それぞれが自分が登った時の入口を確認しに行きましたが、皆さん全員違う所で、ここはもうどこから登っても同じという結論になりました。

東尾根
【まだマシな下りから激下りの末端へ】
ニセアカシア
【ニセアカシア(ハリエンジュ)】


あとは車道を笹子駅まで歩くだけ。
いい匂いがすると思ったら、ニセアカシア(ハリエンジュ)が沿道にずらっと並び、白い花をいっぱい下げていました。

駅に辿り着く前に日本酒屋さんに吸い寄せられ、「ビールがあった~!」と大喜びの二名がいましたが、改めて八王子で打ち上げ。金森さん、皆さん、今年も楽しいオフ会ありがとうございました。


クサタチバナ

フイリフモトスミレ

アオダモ

ヤマツツジ


お坊山東尾根は3度目。雪道も紅葉も素敵でしたが、新緑も素晴らしいでした。このルートは大好きですが、ネックは末端の急斜面。ここは登るにも下るにも覚悟が必要ですが、また歩きたいと思いました。




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