富山・伊予ヶ岳

とみやまやま(349m)・いよがたけ(336m)


風のない快晴予報に、水仙の頃に行こうと思っていた伊予ヶ岳へ行ってみることにしました。
今年の水仙は早かったようでほぼ終盤でしたが、終日すっきり青空で穏やかな一日でした。


2017.1.25
(水)
 道の駅
 富楽里
富山
中学校
伏姫籠穴富山北峰水車小屋伊予ヶ岳
登山口
展望台
ベンチ
伊予ヶ岳伊予ヶ岳
登山口
道の駅
富楽里
快晴  10:15着
 10:40発
11:0511:20
11:30
12:20
12:50
13:2013:5014:1514:25
14:35
15:0016:15着
16:40発



前回はJR利用の大回りでしたが、新宿から高速バスがあるのを知り、今回はバスタ新宿から道の駅「富楽里」へ直行です。往きは知りませんでしたが、「JRなのはな号」はジパング一割引で利用できるそうで、帰路に利用しました。バスタ新宿のトイレも、いつの間にか増設されたようで混雑も緩和されていました。

「富楽里」で下車し、水仙の花を予約しておこうと思ったら、花がない!! お店の話では「今年の水仙は早く、花数も少なくてハズレでした~」とのこと。水仙にも当たりハズレがあるなんて初めて知りました。いっぱい買うのも目的だったので、ガッカリ~・・・仕方ないけど、帰りのバスチケットを買ってスタートです。


「富楽里」周辺はまだ少し咲き残っていましたが、確かに花数が少ない気がします。それならばと、今日は「すいせん遊歩道」はパスし、前回と違うルートで富山へ寄ってから伊予ヶ岳へ行くことにします。


道の駅富楽里
【道の駅富楽里  高速をくぐる】


【伏姫籠穴方面は右へ】


【道端の日本水仙 ほぼ終盤】

伏姫籠穴ルートの沿道にも所々で水仙は咲いていますが、やはり花数が少ない雰囲気。

工事中の富山小中学校を回り込んで行くと、校舎とは思えないモダンな建物でした。

富山小中学校
【富山小中学校】
伏姫籠穴 入口
【伏姫籠穴 入口】

富山小中学校を過ぎ、道なりにひたすら真っ直ぐ歩いて行くと、やがて伏姫籠穴の門が見えてきました。

滝沢馬琴「南総里見八犬伝」の伏姫と八房が籠もった洞窟ということで、物語は大昔に読んだけれど内容はすっかり忘却のかなた。

階段を上がって行くと籠穴がありました。
白い大玉と八つの「仁義八行の玉」が安置されています。

伏姫籠穴
【仁 ・義 ・礼 ・智 ・忠 ・信 ・孝 ・悌 】
富山登山口
【富山登山口】

伏姫籠穴の入口に戻り、道標に従って富山登山口へ進みます。


登山道だったり舗装道路だったりの先から段々の急登になりました。
登り切った所が南峰の分岐で、左に皇太子ご夫妻の登山記念「愛の鐘」があります。



【富山中腹は階段急登】


【南峰と合流し、「愛の鐘」を過ぎて北峰へ】

富山の北峰に到着。
今日は素晴らしい快晴なので、早速展望台へ。


富山北峰 山頂広場
【富山北峰 山頂広場】

もう12時過ぎなのでやや霞んでいますが、富士山も南アルプスもよく見えています。
光る海のずーっと遠くには、大島や新島・式根島も見えていました。



【南アルプスと富士山 (拡大)】


【遠くに伊豆の島々 大島 (拡大)】

伊予ヶ岳分岐
【伊予ヶ岳分岐 左へ】

展望台からも伊予ヶ岳は木々に隠され見えません。ベンチで簡単お昼にして、伊予ヶ岳へ。


常緑樹の樹林帯を抜けると舗装道路に出て、下ると向こうに伊予ヶ岳が見えてきました。


伊予ヶ岳見つつ
【伊予ヶ岳見つつ水車小屋方面へ下る】


【道標 右へ】

水車小屋
【水車小屋と水仙斜面】

緩やかに下って行くと水車小屋がありました。法面には水仙の花がわずかに残っていましたが、やはり花数が少なかったようです。


車道を進み、道標に従って左へ入ると、こちらにも水仙畑が点在しています。



【左へ】


【水仙畑も点在】

ひたすら進み、ようやく県道に出ました。右へ回り込み、南の平群天神社から参道を登って行く方が正しい(?)雰囲気ですが、時間的に厳しいので左へ進み、西側の近道から登ります。



【県道に出て、左へ】
伊予ヶ岳山頂
【伊予ヶ岳登山口(拡大)】

すぐ先に伊予ヶ岳登山口がありました。
山頂は縦長の岩壁で、「房総のマッターホルン」と呼ばれているそうですが、どこから取り付くのでしょう。

樹林帯の段々急登で、平群天神社からのルートと合流しました。

平群天神社ルート
【平群天神社ルートと合流】

更に登って行くと、展望台に出て、ベンチが置かれています。
180度の展望で、先ほどの富山もよく見えています。



【展望台 ベンチあり】


【展望台から見る富山】


【「この先 注意」】

「ハイキングコースはここまで。この先、要注意」の看板からロープ・クサリの岩場です。


ロープ岩場が連続しますが足場はしっかりで、伊予ヶ岳山頂は狭いながらベンチがありました。


ロープ岩場
【ロープ岩場が連続】

伊予ヶ岳山頂
【伊予ヶ岳山頂】

岩々の山頂にはクサリ柵が設置されていて、霞みながらも富士山がまだよく見えていました。

帰りは下に見えている道路を、富山の向こう側に隠れている道の駅・富楽里までひたすら歩くことになるようです。


伊予ヶ岳山頂
【伊予ヶ岳山頂(拡大)】

【富山方面へ戻る】

クサリ場を下り、さきほどの登山口へピストンで下ります。

県道に戻り、右へ回り込んで、あとは真っ直ぐ富楽里へ向かいます。

ここからは長い長い県道歩き。


【伊予ヶ岳を振り返りつつ、富楽里へ】

道端の名残り水仙を見ながら、ひたすら西へ。水車小屋分岐や富山分岐、
すいせん遊歩道入口も過ぎ、今日一番の水仙を愛でて、富楽里へ。



【富山見つつ水仙の咲く県道を西へ】

水仙
【今日一番きれいな水仙 いい匂い♪】

「富楽里」に戻りましたが水仙も売ってないので、つみれ汁を注文してバスを待ちました。
アクアラインのバス車窓から見る夕陽や富士山シルエットがとても美しくて、感動です。
お目当ての水仙は残念でしたが、終日快晴で富山からも伊予ヶ岳からも素晴らしい展望でした。


天城山の上に沈む夕陽
【天城山の上に沈む夕陽(拡大)】

富士山シルエット
【富士山シルエット(拡大)】




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