称名滝・大日平


令和2年10月1日~3日

12年前の夏、朝から雷雨で沢のようだった登山道で、景色を見る余裕のなかった大日平と称名滝。
いつか紅葉の季節に再訪しようと思いつつ何年も経ってしまいましたが、ようやくリベンジ出来ました。


2020.10.1
(木)
 称名滝BS称名滝展望台大日岳登山口猿が馬場牛ノ首大日平ベンチ大日平山荘
曇り  09:45着
 09:50発
10:20
11:00
11:0512:10
12:20
12:4013:40
14:00
14:25


山小屋応援第二弾は秋の立山。以前歩いた大日岳からの下山は豪雨の中で、周囲の山肌は幻の滝だらけ。どれが称名滝が分からなかったので、今回は紅葉も期待して計画したところ、大日三山は未踏というKAZUさんも同行して下さることになりました。今年の紅葉はかなり遅れているとのことだけれど、10月から都民もGoToトラベルの対象になるので見頃の時期はかなり混みそう。なのでちょっと早めに行くことにしました。

高速バスは新幹線同様、車内の空気が5分程で入れ替わり、また皆さんおしゃべりもなくマスクして就寝しているので安全と思われ、私は夜行バスで富山駅に到着。長野から新幹線で到着するKAZUさんと合流し、電鉄富山駅から立山駅へ向かい、バスに乗って称名滝BSで下車しました。


バス停から称名川に沿って進んで行くと、飛竜橋と称名橋が見えてきました。
豪雨で林道も通行止めになった12年前。今日は称名滝の気配すらしない静かな称名川です。


【2008年夏 豪雨の山肌と称名川 (拡大)】

【今日の称名川 (拡大)】

大日岳登山口を過ぎ、展望台まで行ってみると見えてきましたが、今日はかなり水量が少ない・・・
12年前は全身ずぶ濡れで寄る余裕などなかったけれど、あの日なら大迫力だったのでしょうね。
滝見台には東屋やベンチがあるので、ここで滝を見ながらおにぎりタイムにしました。

称名滝
【称名滝 (拡大)】

【東屋・ベンチあり】

とりあえず四段滝は一番上から見えたので、まあいいことにしましょう。
大日岳登山口まで戻り、登山開始。しばらくは緩やかでしたが、やがて急登が続くようになりました。

大日岳登山口
【大日岳登山口】

【ひたすら急登】

「猿が馬場」の木札。あの日は休憩もパスして、ひたすら下山したのを懐かしく思い出します。


【「猿が馬場」】
猿ヶ馬場
【猿が馬場】


【ハシゴ・階段】

やがてハシゴや階段が増えてきました。あまり記憶にないけれど「牛ノ首」の木札も懐かしい。

牛ノ首
【牛ノ首】


【クサリ場もあったらしい】

雨の中こんな所も下りてきたらしいクサリ場など長い急坂が終わると、ようやく緩やかになりました。この先からは木道が続き、周囲の木々も色づいてきたようです。


【この先は木道】

大日平らしい雰囲気になってきました。ベンチで遅めのランチにします。


【周囲の木々】
大日平ベンチ
【大日平ベンチ】

広々とした大日平。クマザサの中に、色づき始めたナナカマドのグラデーションがとても素敵でした。


【黄葉】

【素敵な色合い ナナカマド (拡大)】

近くの案内板を見ると2012年に立山弥陀ヶ原・大日平はラムサール条約に登録されたようです。
きれいな黄葉見つつ、やがて木道の先には今夜の宿、大日平山荘が見えてきました。

立山弥陀ヶ原・大日平
【「立山弥陀ヶ原・大日平」 (拡大)】

【大日平山荘 (拡大)】

コロナの影響で宿泊者も制限しての完全予約制。今夜は11人で、各グループ毎の個室です。
山荘の裏から不動滝が見えるとのことで行ってみました。帰りはあの弥陀ヶ原へ下ろうと思います。

大日平山荘
【大日平山荘】

【不動滝と弥陀ヶ原 (拡大)】

小屋主さんもバイトさんも温かなお人柄で雰囲気のいい山小屋。小さい浴槽・シャワーがあります。
食事は対面だけれど、各グループごとに天井から大きなパーティションで区切られていました。
今夜は中秋の名月とのことで、夕食後テラスに出てみると、くっきりきれいな月が出ていて感動!
明るい夜空でも星が光り、富山市街の夜景も見えています。明日の天気が期待できて、嬉しい~♪

大日平山荘 夕食
【大日平山荘 夕食】

【雲の下 富山市街の夜景 (拡大)】

コース参照:2008年8月 称名滝?




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