篠窪山・頭高山
しのくぼやま(276m)・ずっこうやま(307m)



山里も桜がきれいになったようなので、名もない丘で春色の風景を眺めつつ、
篠窪山と頭高山へ寄りながら、曽我丘陵の北部から渋沢駅へと歩いてきました。


2021.3.26
(金)
 上大井町駅ゆめの里
(208m辺り)
229m畑の丘
(269mの上)
篠窪山
(266mの東)
地福禅寺
(篠窪BS)
震生湖
分岐
頭高山渋沢駅
晴れ  09:10着
 09:15発
10:00
10:25
10:3511:25
11:45
11:50
12:20
12:3513:1513:45
14:15
15:20着
15:26発


先月と同じ電車で上大井町駅で下車し、ゆめの里(208m付近)へ向かいました。
河津桜が葉桜になった今日のゆめの里は、誰もいません。静かなベンチでティータイム。

コブシ
【大木のコブシ  咲き残り(拡大)】
「ゆめの里」
【人の姿消えた「ゆめの里」 (拡大)】

松田駅のホームからはきれいな富士山が見えましたが、今はもう雲の中。
花桃の明るいピンクを眺め、すっかり葉桜になった河津桜林を抜けて道路に出ます。

「ゆめの里」
【富士山は雲の中】

【アスレチック広場から河津桜林へ】

ここから、今日の徘徊スタートです。スマホの地理院地図で現在地を確認しながら西へ。
道路は右へ下って行きますが、229mへ寄ってみたいのでヤマユリ群生地と書かれた上へ。


【229mへ】

【「ヤマユリ群生地」 左上へ】

細道から右手を見ると、煙突の右に三重塔のようなアンテナ塔が見えます。あの山はきっと八国見山。
更に奥へ進み、229mと思われる辺りは畑地でした。その西は植林記号なので引き返します。

八国見山
【八国見山? (拡大)】
229m地点
【229m地点は畑】

あちこちの小道を適当に下ると道路に出ました。東名高速の陸橋を渡り、左の松田方面へ進みます。


【東名高速の陸橋へ】

【松田方面へ】

カーブの手前、ハイキングコースの道標は右を指していますが、左上へ行ってみます。
道路は「柳高尾配水池」から未舗装になり、農道から見る畑は春の装い。


【左の269m方面へ】

【春の畑 (拡大)】

途中からまた舗装道路になり、269mあたりで左の畑道に上がってみました。
のどかな山里の風景。  なんて優しい色合いの景色なんでしょう~♪ 


【269mへ】
春色の山里
【春色の山里 (拡大)】

269mから更に上がると、篠窪配水池の前は菜の花畑。回り込んで丘の上へ向かいました。


【菜の花畑】

【篠窪配水池】

振り返れば、箱根の山々。下は菜の花畑でしょうか、あのあたりもきれいですね。
帰宅後、あの辺に富士見塚があったとわかり、すぐ下だったので寄ればよかったと思いました。


【箱根連山   すぐ下に富士見塚があったらしい(拡大)】

269mの上は、ほぼ平らな畑地で、266.9mへも行きたいので、まっすぐ進みます。


【269mの上は畑の丘】

【向こうに見えている小山へ】

一旦下り、坂を上がります。266.9m三角点に気づかず、ピークには了全塚石碑がありました。
鎌倉時代に篠窪を治めた二階堂出羽守の墓地が祀られているとのこと。篠窪山ともいうようです。


【「了全塚」の道標】
篠窪山
【篠窪山(276m)】

倒木ベンチで、今歩いてきた丘を眺めながらお昼にしました。
篠窪集落へ下る途中、見えていた左の山が頭高山かと思っていたけれど、後で松田山と判明。

篠窪山
【木陰下でランチ】

【頭高山は左ではなく、右の小山だった(拡大)】

あちこちに伸びる複雑な道を進むと、地福禅寺の駐車場前に「篠窪」バス停がありました。


【二階堂屋敷跡 左へ】
寶珠山地福禅寺
【寶珠山地福禅寺 右へ】

この先は地図を確認しながら、『えっ、この道でも行ける?』と思うような細道も進んでみました。
怪しげな道でしたが、やがて県道に合流。右へ進み、秦野市手前で折り返して大井町との境界道へ。


【左の細道へ】

【「秦野市」で折り返し、境界道へ】

丘陵の道を進んでいきます。枯れすすきの奥は八国見山でしょう、なだらかな稜線が見えています。


【農道から竹林へ】

【八国見山】

舗装道路になり「弘法のすずり水」の先、渋沢小学校学習林に「渋沢西端里山」看板がありました。
すぐ先で震生湖からの渋沢丘陵コースと合流。ここからは何度も歩いた道で、頭高山へ向かいます。

弘法のすずり水
【「弘法のすずり水」 この先が289m?】

【左に渋沢小学校学習林】


標本のようなキジムシロ

ヒメウズ

キブシ雌株(たぶん)

ヤマルリソウ

雁音神社の先に頭高山入口があります。「八重桜の里」の東屋周辺はソメイヨシノが満開でした。


【左に頭高山入口】
「八重桜の里」
【「八重桜の里」】

頭高山の山頂に到着。植栽のミツバツツジも満開で、唯一のピンク色。
ベンチ横のコブシもきれいです。誰もいない花の下で甘酒タイムにしましょう。

頭高山
【頭高山 山頂】

【コブシ  咲き残りもきれい(拡大)】

帰路、雲がかかっていた丹沢も晴れてきました。渋沢駅分岐手前はヤマルリソウが群生しています。


【大山】

【ヤマルリソウ群生】

いつも左の千村台経由で駅へ向かうので今日は直進。生き物の里はそろそろカエルの合唱が響きそうです。


【渋沢駅分岐の四辻】
「生き物の里」
【「生き物の里」】

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タチツボスミレ

アカネスミレ

ヒメスミレ

マルバスミレ


スミレ?

アリアケスミレ

ノジスミレ

シロバナ?ノジスミレ

殆ど人に会うことのない、のどかな山里歩きでした。腰を下ろして休憩できるピークは篠窪山と頭高山だけでしたが、所々に春色の風景があるので、ぼーっと立ち止まる時間がけっこうありました。今日の最終目的地は渋沢駅だったので、富士見塚の場所を調べてなかったのが残念。269mの丘のすぐ下だったらしいので、次回は寄ってみようと思います。遭難の心配のない里歩きなので、気ままにふらふらどこでも歩けて楽しい徘徊ハイクでした。




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