茅ヶ岳・金ヶ岳

かやがたけ(1703m)・かねがたけ(1764m)


望さんのオフ会で新緑とイワカガミの茅ヶ岳・金ヶ岳へ行ってきました。
珍しい環水平アークも見れて、今回も賑やかで楽しい山行でした。


2012.5.26
(土)
 前山大明神林道
駐車場
茅ヶ岳
登山口
千本桜分岐茅ヶ岳南峰金ヶ岳休憩林道ふれあいの里
晴れ  09:00発09:0511:3511:45
12:50
13:4013:55
14:30
15:40
15:55
16:2516:40着
17:00発



茅ヶ岳は電車バス派には行きにくい山で、2009年10月に行ったことがあるだけです。今回はイワカガミも期待ですが、sanaeさんご夫妻もご一緒と聞いて楽しみにしていました。望さんから「韮崎7:30集合です」のメールを頂いた時は早い時間にびっくり。「9:30の間違いじゃないですか?」などと返信してしまいましたが、車派の方たちには当たり前の時間だったようで、近くに越してこられたダマチョさんが我が家の近くまで迎えに来て下さいました。朝早くから、本当にありがとうございました。

ダマチョさんとは同年代なので健康管理の話など色々していたら、もう韮崎です。待ち合わせの駐車場で、sanaeさん・トシちゃんと改めてご挨拶。お二人とは入笠山や檜洞丸でニアミスしていて、上野原駅ではsanaeさんを見かけて、バスの中まで追いかけたことがありました。山でご一緒するのは今回が初めてなので本当に嬉しいです。幹事の望さん・食うかいさんともご挨拶して、次の深田公園駐車場へ向かいました。

深田公園Pで望さんたちが下山地へ車を置きに行く間、私達はおしゃべりしながらしばし待機。

その後そろって前山大明神林道駐車場へ向かい、望さんのネット仲間のヨッシーさんたち3名と合流。総勢9名で出発しました。


前山大明神林道駐車場
【総勢9名 出発ポーズ】  photo:望さん
茅ヶ岳登山口
【茅ヶ岳 登山口】

前回は深田公園から女岩コースで登りましたが、今回はヨッシーさんお勧めの尾根コースを行くようです。初めての道なのでわくわく。

登り始めから自然林なので、新緑いっぱい
瑞々しい緑の中に白花のズミやミヤマザクラも咲いて、気持のいい登りです。

足元には毛のあるアカネスミレやスミレ、ヒゴスミレの葉などあり、トシちゃんは花を見つけるのが早くて、どれどれと皆さんで楽しい撮影タイム。

新緑の中へ
【新緑の中へ】

センボンヤリ
【センボンヤリ 開放花(終)】

センボンヤリの花茎が伸びて、枯れ花になった姿がありました。この花は昨年のスミレオフ会で教えて頂いた花だったので、ちょっと興奮。

「この花には花の咲かない花で、何とかいう花があるらしいんです。」と口走り、『訳分からん。日本語で話せ!』みたいな説明をしていました。

その時は思い出せなかったのですが、「閉鎖花」でした。センボンヤリは、春の花ではなく花の開かない閉鎖花が種を付けて毛槍のようになり繁殖するらしいのです。閉鎖花が出るのは秋らしいので、これは春の花が萎んだ姿です。 私の脳みたい・・・


この尾根道はほぼ一定の勾配がずっと続きますが、周辺はキラキラの新緑。
トウゴクミツバのピンクやダケカンバの白い幹も素敵で、ミズナラの若葉もまだしなやか。
さほど暑くなく、時々爽やかな風が吹き抜けて、本当になんて気持いいんでしょう~!


新緑の岩尾根
【新緑の岩尾根】

瑞々しい緑
【瑞々しい緑】

休憩後ちょっと勾配がきつくなってきました。
足元にはタチツボスミレやチゴユリ。
カラマツの清々しい新緑を見上げつつ登って行きました。


急登
【急登】
撮影タイム
【熱心に撮影タイム】

フデリンドウやツル(イワ?)キンバイの他に白い小花のワチガイソウのような花が咲いていました。sanaeさんがワダソウではないかとおっしゃって、さすが、よくご存知です。

花弁の先に切れ込みがあり、桜の花びらのような可憐な花で、赤い蕊がなくなっている花もいました。



スミレ

ミヤマザクラ

フデリンドウ

ワダソウ

ちょっと見晴らしのいい場所から富士山の姿。
そして、上空には、なんと彩雲!

尾長鳥のような、鳳凰のような雲も浮かび、
何だかちょっとおめでたいような光景です。

彩雲?
【彩雲と鳳凰雲?と富士山】

小さなマイヅルソウも現われました。今はまだ蕾ですが、群落している所もあります。
すぐ先に道標があり「千本桜」への道が下りていました。ここまで上がると周辺はまだ芽吹き。
この尾根ルートは静かな新緑の木陰道が続き、花も咲いて気持ちのいい道でした。


千本桜 分岐
【千本桜 分岐】

芽吹き
【芽吹き】

富士山
【富士山】

茅ヶ岳山頂に着きました。
さすがに人いっぱいで、大賑わいです。
まずは富士山にご挨拶。

頭しか見えませんが、今年は寒い日が続いていたので残雪も多く、まだ真っ白な姿です。


そしてなんと、鳳凰三山の上にも、素晴らしく長い彩雲が棚引いていました。

この素晴らしい虹色の雲。彩雲かと思っていましたが、Hgさんの掲示板では「環水平アーク」と題しています。初めはHgさんが付けたネーミングかと思っていましたが、「彩雲と今回の現象では、その見える仕組みが異なるようです。」とのことで、ちゃんとした光学現象だそうです。恥ずかしいやら勉強になったやら。

ほぼ毎日山へ入るHgさんでさえなかなか見られないそうなので、こんな展望のいい日に山で見ることができて、本当に嬉しくて感謝です。


環水平アーク
【環水平アーク】

奥秩父方面
【奥秩父方面】

今日はやや霞みながらも360度の展望。北の八ヶ岳、東の奥秩父の山並みもよく見えています。

さて、楽しいランチタイム。
狭い山頂に人いっぱいなので、それぞれでランチ。美味しいオレンジや珍しいどらやきなどが回ってきました。ごちそうさま~♪

午後、ヨッシーさんたちは下山されるそうなのでここでお別れ。素敵な花咲く尾根道を案内して下さって、ありがとうございました。

茅ヶ岳 山頂
【茅ヶ岳 山頂】

ヨッシーさんに案内して頂いた、初めて見る・・・グサ。
ツクモグサのように細かい毛に覆われ、引き込まれるような真紅色。
翁になった姿も、豊かな白い毛が美しい。  けれど毒草だそうです。
花期としては終わりでしたが、最後の花が残っていてラッキーでした。







私達は次の金ヶ岳へ向かいます。下り始めるとすぐイワカガミの花が見えてきました。
葉のわりに花数は少なめですが、咲き始めのようでどれもきれい。蕾も少しあります。
ダマチョさんは花を見るのは初めてとのことなので、きれいな花が撮れてよかったですね。


イワカガミ
【イワカガミ】

イワカガミ
【イワカガミ】

金ヶ岳へ
【金ヶ岳へ】

茅ヶ岳から一旦大きく下ります。この時は正面に見えているのが金ヶ岳と思っていました。

トウゴクミツバツツジは蕾がいっぱい。花開いたら、ダケカンバの白い幹に映えて、きれいでしょうね。

登り返すと石門が見えてきて、そういえばこれもあったな~と思い出しました。

通り抜けてしばらく待っても、後ろにいたはずの望さん、ダマチョさんがなかなか来ません。どうしたのかな~と思ったら、ダマチョさんは足を痛めそうなので、先に千本桜へ下山することになったそうです。
どうぞ、ゆっくり下って下さいね~

石門
【石門】
富士山・命
【望が富士山】

すぐ先には眺めのいい大岩があります。
望さんは、「富士山・命」の人。

富士山も入れようと右へ寄ると落ちそうだし、左へ寄ると茅ヶ岳が隠れる。なので「望の富士山」じゃなくて「望が富士山」になりました。

痩せた岩稜帯にはトウゴクミツバツツジが多く、鮮やかな色で咲いていました。

トウゴクミツバツツジ
【トウゴクミツバツツジ】

登りきった所は金ヶ岳ではなく南峰。そういえばそんなピークもあったな~と思い出しました。
この先にもイワカガミが咲いていました。少ないながらも可憐に咲いています。


金ヶ岳・南峰
【金ヶ岳・南峰】

イワカガミ
【イワカガミ】

金ヶ岳
【金ヶ岳】

下って登り返し、ようやく金ヶ岳に到着。
山頂は木々に囲まれ見晴らしはよくないけれど、こじんまりと落ち着いた雰囲気です。

ここでコーヒータイム。sanaeさんから美味しいお菓子がいっぱい詰まった箱が回ってきて、熱いお湯と抹茶オレまで頂きました。

今日はどれだけの食料を持って来られたのでしょう。標準装備とおっしゃっていましたが、本当にどうもご馳走さまでした。

あとはずっとひたすら下るだけ。岩混じりの急下りもあるので注意しながら下りました。

岩場の下り
【岩場の下り】
芽吹き
【南峰・茅ヶ岳】

振り返れば、トウゴクミツバツツジの鮮やかな蕾の先に、今歩いてきた南峰と茅ヶ岳が見えていました。

途中の崩壊地からは八ヶ岳が一望。
今日は春霞ですが、秋に来たときはくっきりきれいに見えて感動しました。ここは冬に来たら、素晴らしい眺めでしょうね~

しばし休憩
【八ヶ岳】
芽吹き
【芽吹き】

芽吹きの淡い緑の中、緩急交互の下りが続きます。sanaeさんとあれこれ花談義したり、おしゃべりしたりの楽しい下りでした。

今日はsanaeさんとお会いするのが楽しみだったので、色々お話できて本当によかったです。

葉がヒゴっぽいエイザンスミレ(多分)がいたり、ちょっと変わったワチガイソウ(ヒゲネワチガイソウ)や、花びら4枚のワダソウがいたり、立ち止まることも多い下りです。

ここでは宝探し?いえいえ、ワダソウがいっぱいなので、どれを撮ろうか迷っているのです。
ついでに、しばし休憩。

しばし休憩
【宝探し?】


サクラスミレ

マイヅルソウ

ヒゲネワチガイソウ

葉の広いワダソウ?

sanaeさんご夫妻
【息ぴったりのお二人】

ここにはムラサキケマンが群生していました。
早速sanaeさん御夫妻の息のあった撮影タイム。
さすがの食うかいさんも言葉なく見とれていました。

アカマツ林を抜けると林道に下り立ちました。ここまでくれば「明野ふれあいの里」も近い。

「中年よ大志を抱け!」と言ってる人が一人。

林道に合流
【林道に合流】
ふれあいの里
【しあわせタイム♪】

駐車場で車を回収して、明野ふれあいの里へ。
トイレ利用だけでは申し訳ないのでアイスクリームを買って、みなさん、いい笑顔ですね~

望さ~ん こっち向いて~♪

食べ終わって車に戻ってもまだ来ない人がいる。

どうしたのかと思えば、食うかいさんがまた童心に返って、しあわせタイムの続きをやっていました。 やれやれ・・・・(^^

ふれあいの里
【万年童心の中年男児】

あとは大急ぎでダマチョさんの待つ林道へ。朝の駐車場に戻り、望さんがダマチョさんを迎えに行って全員が揃いました。ダマチョさんから素敵な写真を頂き、やがて解散になりましたが、sanaeさん夫妻や望さん、ダマチョさんたちはどこかに泊まって明日も山へ行くそうです。私は食うかいさんの車で秦野駅まで送っていただき、最後まで大笑いでした。望さん、皆さん、楽しい一日を本当にありがとうございました。



 茅ヶ岳・金ヶ岳の花々


------皆さんの茅ヶ岳レポはこちら------

● のぞむさん : 「望の富士山」
● sanaeさん  : 「Outdoor Life 山歩き」
● ヨッシーさん : 「山梨百名山から見る風景」



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