小金沢連嶺

こがねさわれんれい(ほぼ2000mライン)


2016年元日は素晴らしい快晴となり、この青空の下、稜線歩きをしないなんて考えられず、
バス便なしを覚悟で小金沢連嶺を縦走。終日青空の超展望に大感動の一日となりました。
あまりに素晴らしい眺めに写真が選びきれず、枚数が多くなってしまいました。


2016.1.1
(金)
 大菩薩
 峠
熊沢山天狗
棚山
小金沢山牛奥ノ
雁ヶ腹摺山
川胡桃
沢ノ頭
黒岳白谷ヶ丸湯ノ沢
天目山
温泉
甲斐大和
快晴  08:15発08:4009:05
09:20
10:15
10:30
11:05
11:30
12:15
12:35
13:0513:20
13:45
14:1015:5017:00着
17:31発




2016年、あけましておめでとうございます。  素晴らしい初日の出に皆さんも大喜びです。


初日の出
【初日の出 (拡大)】


【ご来光仰ぐ人たち】


美しい富士山
【曙色 美しい富士山 (拡大)】

親不知ノ頭
【親不知ノ頭から見る奥秩父方面】

大菩薩の草原稜線に、鹿の親子が飛び出してきました。
白いお尻が、とっても可愛い。花を食べなければ、ほんとに愛らしいのにね~・・・


大菩薩峠 鹿の家族
【大菩薩峠 草斜面に鹿の家族 (拡大)】

熊沢山山頂
【寄ってみた熊沢山山頂 展望なし】

介山荘から小金沢へ向かう人はなく、この日は駅まで歩行者には全く会いませんでした。


石丸峠
【石丸峠】

熊沢山と大菩薩嶺
【天狗棚山から見る熊沢山と大菩薩嶺】

お気に入り天狗棚山で眺望タイム。くっきり快晴、南アルプスの峰々も素晴らしく鮮明です!

南アルプス
【天狗棚山からの超展望   北岳くっきり! (拡大)】

雲取山~石尾根もすっきり見渡せ、雲の出やすい丹沢にも珍しく雲ひとつ浮かんでいません。


雲取山~石尾根
【雲取山~石尾根】

雁ヶ腹摺山と遠くの丹沢山塊
【雁ヶ腹摺山と遠くの丹沢山塊】

素晴らしい眺望になかなか先に進めず、何度も何度も見てしまう南アルプス。

南アルプス
【聖岳・赤石岳・荒川三山 塩見岳 農鳥岳・間ノ岳・北岳 仙丈ヶ岳 甲斐駒ヶ岳(拡大)】

去り難い狼平の草原を振り返りつつ小金沢山へ向かうと、なんと氷の花が一面に続いています♪


狼平
【振り返る笹原の狼平】

氷の花
【日陰の足元には、氷の花の道 (拡大)】

日差しは強いものの、気温はマイナス10度。素晴らしく繊細な氷の花びらに大感激し、
夢中でシャッターを押し、30枚以上も撮ったけれど、白く輝く氷の花はとっても難しい・・・
後日、これは氷の結晶が成長した「霜の花」で「フロストフラワー」と呼ばれると知りました。


氷の花
【素晴らしい氷の花 (拡大)】

氷の花
【本当はもっときれいな花びらたち(拡大)】

小金沢山頂に手頃な岩があるのでコーヒータイム。高層ビル群が見え、海まで見えそうでした。



【都心方面】

小金沢山 山頂
【小金沢山 山頂】

この先にも氷の花は咲いて、いくらか融けて透けたレースのように美しく、またまた大感激。


氷の花
【繊細なレースのよう (拡大)】

氷の花
【自然の芸術に感謝感激(拡大)】

次の牛奥ノ雁ヶ腹摺山も気持ちのいい陽光と眺めに、早めのランチ半分タイム。


牛奥ノ雁ヶ腹摺山
【牛奥ノ雁ヶ腹摺山 (拡大)】

聖岳・兎岳・赤石岳・荒川三山
【聖岳・兎岳・赤石岳・荒川三山 (拡大)】



【気持ちのいい笹原の道】

八ヶ岳
【八ヶ岳もよく見えてきました (拡大)】


川胡桃沢ノ頭へ
【太陽サンサン 川胡桃沢ノ頭へ】

南アルプス
【何度も立ち止まって眺める南アルプス】


川胡桃沢ノ頭
【穏やかな川胡桃沢ノ頭で、残り半分ランチ】

黒岳山頂
【針葉樹林の黒岳山頂は通過】


黒岳の広葉樹林
【南面「黒岳の広葉樹林」も、いい気持ち♪】

白谷ヶ丸
【白谷ヶ丸へ上がると一気に広がる270度展望】

雁ヶ腹摺山 権現山と扇山
【奥多摩の山々 雁ヶ腹摺山 権現山と扇山 丹沢山塊 道志の山々(拡大)】

もう1時過ぎなのに、まだこのくっきり眺望。これではとうてい下山など出来るはずもない!

白谷ヶ丸からの富士山
【大蔵高丸 ハマイバ丸 富士山 御坂の山々(拡大)】

昨年秋に歩いた源次郎岳日川尾根。見飽きることのない眺めにいつまでも見入ってしまいます。
しかし今年のお正月は本当に雪が少なく、奥秩父は全然白くないし八ヶ岳も初冬の風情です。

南アルプス一望
【南アルプス一望 八ヶ岳 奥秩父 (拡大)】

いつまでも眺めていたいけど、今日はこの先もまだ長いので、そろそろ下山しなくては・・・
湯ノ沢峠への道は付け替えられたようで、明るい西斜面は展望良く、いい感じでした。


富士山
【富士山見つつ】

南アルプス
【南アルプス見つつ】



【ダケカンバ】


【笹の刈り払い】


湯ノ沢峠
【湯ノ沢峠】

沢沿い道
【沢沿い道は一部凍結】

気温は0度。沢沿いの道では氷の造形が見られ、ここでも立ち止まること数回。


氷の造形
【ユニークな氷の造形】

氷の造形
【エレガント】

湯ノ沢峠登山口に到着し、いよいよ長い車道歩きに突入です。ゲートまではもちろん、その先も車は殆ど通らずヒトも歩いていません。鼻歌を歌いながら放心状態で歩いていても大丈夫。甲州市営バスは大晦日+三が日は運休ですが、やまと天目山温泉は2日から営業と書かれていました。


湯ノ沢峠登山口
【「湯ノ沢峠登山口」から車道歩き】

やまと天目山温泉
【やまと天目山温泉 営業は明日から】

甲斐大和駅
【甲斐大和駅 到着~!】


天目温泉の先も民家は少ないので淡々と歩きましたが、景徳院を過ぎ、甲斐大和駅に近づいても、周辺の民家には明かりが灯っていません。

街灯だけが、シーーンと立っていました。
車も殆ど通らず、地元の皆さんはどこかへお出かけなのでしょうか・・・?

不思議に思いつつ、ようやく甲斐大和駅到着。
素晴らしい一日に感謝し電車を待ちました。



暖冬で、小金沢連嶺にツルツル雪もズボズボ雪もないので思い切って歩きましたが、終日独り占めがもったいないほどの超展望。繊細な氷の花に感激し、沢沿いでは氷の造形を楽しんだ、素晴らしい初歩きとなりました。バスがないので駅までの大ウォーキングというおまけ付きでしたが、元気に歩けることに本当に感謝の年明けでした。今年一年、日本全国どこの山でも事故の少ない年となりますようお祈りします。


コース参照:2010年7月 小金沢連嶺




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