鶴岡エスモール9：40発の庄内交通バスに乗り、羽黒山随神門で下車。
随神門から一歩中へ入ると、大きな杉木立の境内は霊山の気に包まれ、身が引き締まる思いです。

樹齢350年～500年の老杉が立ち並ぶ参道は、歩くだけで厳かな気持ちになります。

三神合祭殿再建200年記念「寂光祝膳」は予約が必要とのことで、お昼は普通の精進料理を頂きました。

三神合祭殿は、湯殿山神社・月山神社・出羽神社の三神を合祭した大社殿。
厚さ2.1mと言われる茅葺屋根は見事で、前の鏡池には蓮の葉が一面に広がっていました。

儀式殿では羽黒三所大権現の秘仏、観音菩薩・大日如来・阿弥陀仏も公開されていたので、参拝。
羽黒山で現世利益、月山で死後体験、湯殿山で新しい生命をいただいて生まれ変わると言われています。
約400年前に建てられたという鐘楼も素晴らしい茅葺で、近世初期の遺構として重要文化財指定。

時間があるので建物全て拝観。神仏習合時代の歴史を伝える仏像約250体を納めた千仏堂も素晴らしい。

拝観のあとは古道へ。駐車場付近に入口があるはずですが道標なく、聞けば茶店の先にありました。

天然の杉は個性的な大木が多く、根元から4本に分かれたり、途中から分かれたり。

人影は全くないけれど、よく整備されていて、吹越神社の峰中堂では読経の声が響いていました。

大木の杉と、まだ細いブナの森。ちょっと不思議な風情ですが、しっとり静かないい道でした。

車道に下り立つと向かい側に荒沢寺があったので、こちらもお参りして行きましょう。
羽黒山の奥の院といわれ、羽黒山修験本宗の本山。出羽三山の中で最初に女人禁制が解かれたそうです。

すぐ先は、国立公園休暇村出羽。バス出発まで時間があるので散策します。

あちこちでヤマユリが咲きいい匂い。クルマユリとコオニユリが近くで咲くのも珍しい気がします。

館内で販売していた地元庄内メロンのソフトクリームが凄く美味しくて絶品。
鶴岡駅に出て簡単な夕食後、電車で酒田駅へ向かいシャトルバスで花火会場へ向かいました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆　酒田花火ショー　☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆