武尊山

ほたかやま(2158m)

数年前にシャトルバスがあることを知り、いつかいつかと思っていた武尊山へ行ってきました。
晴天に恵まれ360度の素晴らしい展望で、地図を見ながらの山座同定も楽しい時間でした。


2019.3.9
(土)
 川場スキー場ゲレンデトップ
武尊山登山口
剣ヶ峰山武尊山剣ヶ峰山ゲレンデトップ
武尊山登山口
川場スキー場
快晴  09:15着
 09:35発
09:55
10:15
10:5012:20
13:00
14:2514:55
15:10
15:35着
16:00発



上毛高原駅で予約した8時発川場スキー場シャトルバスに乗り、沼田駅を経由して到着。7階の写真左カウンターで記入した登山届を持ってチケット売り場へ。リフト往復ICカード2000円と保証金500円を支払いますが、下山した報告と共にこのICカードを返却すると、500円が戻ってくるシステム。しっかり下山まで管理してくれるので、とてもいいシステムだと思いました。なお、ゲレンデトップにはトイレがないので7階で済ませておいたほうがいいです。


登山のためのリフトは2本で、まずは左のリフトへ。



【川場スキー場 7階チケット売り場】

川場スキー場
【左の桜川エクスプレスへ】

次は正面の直登リフトではなく、左の横へ伸びるリフトへ進みます。


川場スキー場
【左のクリスタルエクスプレスへ】


【武尊山はどれ?】

ゲレンデトップに着きました。帰りのリフトは15:45が最終時間なので要注意。
降りた右端に登山口があり、アイゼン・ストックなど身支度してスタート。
今日は風もなく強い日差し。暑くなりそうなので、最初から夏Tシャツで大丈夫です。
私は暑がり&寒がりなので、一番怖いのは汗。歩き始めは少し寒いくらいが丁度いいのです。



【ロープ奥が登山者コーナー】

武尊山へ
【武尊山へスタート】

短い登りの先に急坂が見えてきました。上へ行くほど急勾配で、転がらないよう一歩一歩。



【急登・・・】


【ボコボコ急登】

谷川岳が見えてきました。そして、あれが剣ヶ峰山でしょうか、ほんと、名前に合った姿です。


谷川岳
【谷川岳 (拡大)】


【剣ヶ峰山が見えてきた (拡大)】

石祠にご挨拶して向かいます。一部ヤセている所もありましたが、素晴らしい大展望。
ぐるっと見渡せ、谷川岳以外は山座同定できないけれど、山頂で地図を見ながら考えましょう。



【剣ヶ峰山 直下に石祠】

剣ヶ峰山
【剣ヶ峰山から見る武尊山方面 (拡大)】

北側への下りが今回一番の難所とのことで、ステップはあるものの油断せずに下ります。



【剣ヶ峰山 北側の下り (拡大)】

剣ヶ峰山
【急下りを振り返る (拡大)】

その後は緩やかなアップダウンで下り、振り返れば剣ヶ峰山の姿が本当に素晴らしい。
皆さんのレポでも武尊山というとこの写真だったので、剣ヶ峰山はシンボル的存在なのでしょうね。


剣ヶ峰山
【真っ白な剣ヶ峰山 (拡大)】

武尊山へ
【武尊山へ (拡大)】

しかし下ったあとは、また登りの長いアップダウンがあるようです。
白い雪山は先行者の黒い点がよく見えて、楽しいながらも『ヤレヤレ、大変だなあ~・・・』



【剣ヶ峰からのアップダウン (拡大)】

武尊山へ
【武尊山へのアップダウン (拡大)】

アップダウンがあると、登りで疲れても下りで元気になり、休むタイミングがつかめない。
途中で何度も眺望タイムはあったけど、山頂手前の尾根できちんと休憩タイムを取りました。



【やっと山頂手前の緩やかな尾根】

武尊山へ
【山頂への急登】

山頂直下の鞍部に出たとたん、吹き飛ばされそうな強風。慌てて山シャツを着こみます。
そして武尊山の山頂に到着。 素晴らしい大眺望で、ザックを下ろす時間ももどかしい。



【強風の稜線】

武尊山山頂
【武尊山 山頂】

南側は今来た剣ヶ峰からの稜線。遠くの白い山は浅間山のようです。
西は谷川岳。岩壁には雪が付かず黒い屏風のよう。奥に、私でも分かる平たい苗場山。


剣ヶ峰山
【剣ヶ峰山 遠くに浅間山 (拡大)】

谷川岳
【谷川岳  奥に苗場山 (拡大)】

そして圧巻はこの景色。似たような山が並んで、山座同定は『たぶん、あれが、これ』。
テント泊の出来る方なら、何日もかけて大型馬蹄形で縦走できそうに並んでいます。

白毛門~朝日岳~巻機山~下津川山~越後駒ヶ岳~平ヶ岳~至仏山~燧ヶ岳
【白毛門~朝日岳~巻機山~下津川山~越後駒ヶ岳~平ヶ岳~至仏山~燧ヶ岳 (拡大)】

東には日光白根山や皇海山。南には赤城山や榛名山・妙義山も見えています。
360度、どこを見ても素晴らしいけれど、そろそろお昼にしましょうか。



【日光白根山~皇海山 (拡大)】


【赤城山~榛名山 (拡大)】

帰りは同じ道。しかし本当に剣ヶ峰山は個性的で、どこから見ても絵になりますね~♪



【剣ヶ峰見つつ (拡大)】


【ピストンも楽しい (拡大)】

剣ヶ峰山への登り返しアップダウン。よく見ると、白い砂糖の山に群がるアリのようで可笑しい。



【登り返しのアップダウン】

剣ヶ峰山ズーム
【剣ヶ峰山ズーム (拡大)】

登ったり下ったり。 ふと見上げれば、鳥のような恐竜のような楽しい造形。



【剣ヶ峰山へ】


【火の玉を噴く首長恐竜】

朝は真っ白な剣ヶ峰山。 陰影のある午後の姿も、美しい。



【陰影のある剣ヶ峰山 (拡大)】


【お日さまに感謝しつつ急登】

この山は休むタイミングが難しく、最後に谷川岳見つつ、時間調整。



【剣ヶ峰下りつつ】


【名残惜しい 谷川岳 (拡大)】

私には最後のこの急下りが、一番の難所。転がらないよう一歩一歩下りました。



【最後の急下り  ほんとに急!】


【皇海山見つつ、ゲレンデトップへ】

ようやく行けた武尊山は素晴らしい眺望で、剣ヶ峰山もすてきな姿でした。しかし思いのほかアップダウンのある山だったので、翌日は久し振りに筋肉痛になってしまいました。テント泊の出来ない私には、大きな山容の武尊山は無理な山でしたが、積雪期なら短いコースで登れるので、シャトルバスにも本当に感謝の雪山でした。




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