滝子山・穴沢山

たきごやま(1590m)・あなざわやま?(954m)

いつかいつかと思っていた寂ショウ尾根のイワカガミと、初狩駅への新しい下山路。
イワカガミの見頃にはやや早めですが、この先猛暑予報なので、行ってみることにしました。


2019.5.23
(木)
 笹子駅寂ショウ尾根
登山口
岩稜
取付き
浜立山
分岐
滝子山檜平穴沢山
分岐
穴沢山展望
岩頭
立河原初狩駅
晴れ  07:35着
 07:50発
08:5510:00
10:10
11:05
11:15
11:35
12:15
12:5513:25
13:35
13:5514:15
14:25
14:5515:25着
15:35発


桜森林公園を過ぎると寂悄苑の入口ですが、看板の文字はすっかり読めなくなっていました。
送電鉄塔のあった所は伐採されたようで、切株が丁度いいベンチになり、しばし休憩です。

寂悄苑入口
【寂悄苑入口 右へ】

【鉄塔でしばし休憩】

寂ショウ尾根に入り、尾根に上がるとあちこちにヤマツツジが咲いています。

寂ショウ尾根登山口
【林道横断 右に寂ショウ尾根登山口】

【新緑とヤマツツジ (拡大)】

ブナ大木を過ぎるとトウゴクミツバツツジもちらほら咲いているのが見えて来ました。

寂ショウ尾根の主 ブナ大木
【寂ショウ尾根の主 ブナ大木 (拡大)】

【そろそろ岩尾根】

支尾根の折り返し点を過ぎると、やがてイワカガミのピンクがポツポツ見えてきました。
今年はどこも花が遅く、少ない。花芽を付けてない群落もあり、やはりちょっと寂しい風情です。

寂ショウ尾根
【岩稜帯】
アカバナヒメイワカガミ
【アカバナヒメイワカガミ (拡大)】

ちょっと注意が必要な大岩越えですが、側面にも可憐に咲いていました。
今日は半分でも会えればいいと思ってきたので、咲いている花たちに癒されます。


【大岩越え 反対側の下り要注意】

【アカバナヒメイワカガミ 花と蕾が半々】

・・・・・・・・ アカバナヒメイワカガミ ・・・・・・・・





浜立分岐では以前の滑落多発危険(寂ショウ尾根)の道標が外され「この先キケン」になっています。

浜立山分岐
【浜立山分岐  寂ショウ尾根への表示なし】
滝子山へ
【滝子山へ】

滝子山山頂に到着。 今日は晴れていても湿度が低く、風も爽やかです。
富士山は見えませんが、北側には大谷ヶ丸・ハマイバ丸・白谷丸・黒岳~雁ヶ腹摺山。

滝子山山頂
【滝子山山頂  三ツ峠山方面(拡大)】

【大谷ヶ丸~雁ヶ腹摺山方面 (拡大)】

今日は女坂を下ります。以前はグズグズな急斜面でしたが、随分歩きやすくなっていました。


【滝子山からの急下り】
男坂・女坂分岐
【男坂・女坂分岐】


ササバギンラン

フモトスミレ

エイザンスミレ

ウラジロノキ

山頂付近のトウゴクミツバツツジは蕾が多かったけれど、中腹は花盛りです。


【女坂 折り返し】

【トウゴクミツバツツジ (拡大)】

気温17℃。 緑の木陰は爽やかで、気持ちのいい尾根歩きです。

檜平
【檜平】

【瑞々しい新緑】


ハウチワカエデ

オオイタヤカエデ

コナラ? ミズナラ?

ホオノキ

右に小さな西尾根分岐を見て間もなく、尾根から外れる所まで下りてきました。今日は直進します。
954m(穴沢山)の尾根は以前から気になっていましたが、道もはっきりしているようです。
しばらく進むと階段の急下りになり、その先で21号鉄塔に出ました。


【一般ルート・穴沢山ルートの分岐】

【21号送電鉄塔】

鉄塔からも階段やロープの急下りが続き、やがてヤセ尾根の先に穴沢山の山頂札がありました。


【急下りを振り返る】
穴沢山 954m
【「穴沢山 954m」】

ちょっと岩っぽい穴沢山からヤセのロープ急下りで、その先も急下りが続きます。


【穴沢山からロープ急下り】

【急下りを振り返る】

黄色標柱のある所から尾根を外れ右へ下りますが、この奥は展望がよさそう。
行ってみると岩頭の上で、目の前は鶴ヶ鳥屋山?奥に秋山山稜や道志の山々が見えていました。


【右への下降点  奥に展望岩】

【展望岩頭からの眺め (拡大)】

黄色標柱から山肌を折り返しながら下って行くと、途中にも急下りがあります。
次の鉄塔は樹林に囲まれ道が分かりにくいけれど右下に赤テープがあり、その下に道標がありました。
その先は植林の折り返しで、作業道や林道に合流しながら下って行くと舗装道です。


【階段下り】

【鉄塔  右下に赤テープ】

下りて来たルートは北方川東尾根と呼ばれているようですが、道標があるのは最初と最後だけ。
西尾根にもルートがあるようですが、上の分岐から見てもあまり歩かれていない様子でした。
国道に出て途中から川沿いに進み、青空に白いハリエンジュを見上げながら初狩駅へ向かいました。

北方川西尾根・東尾根分岐
【北方川西尾根・東尾根分岐 (拡大)】

【ハリエンジュ咲く笹子川沿い (拡大)】


寂ショウ尾根のイワカガミはまだ蕾もあったので、今月いっぱいは楽しめそうです。花数は少ないけれど、可憐に咲いていて嬉しくなりました。気になっていた滝子山の南東の尾根は急下りが多いけれど、明るい新緑が続くので暗い植林の沢沿い道より好きな雰囲気。今度は登りに利用してみたいと思います。

この日はまださほどの暑さではなく、湿度も低かったので爽やかな山日和でしたが、数日後は異常な猛暑になり、北海道網走では39.5℃、帯広38.8℃という驚異的な気温になったようです。地球はどうなっているのでしょう。


コース参照:2005年12月 寂ショウ尾根    2014年10月 寂ショウ尾根




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