磐梯山・五色沼

ばんだいさん(1816m)


梅雨とは思えない晴天予報なので、数年前に地図を買ったままの磐梯山へ行ってきました。
五色沼も歩いてみたいので一泊し、翌日はニッコウキスゲ満開の雄国沼へ行ってみます。


 
2018.6.22
(金)
猪苗代
登山口
天の庭
10分下
赤埴山
二合目
天狗岩
三合目
弘法
清水
四合目
磐梯山弘法
清水
四合目
川上
分岐
スキー場
入口
裏磐梯
高原駅
五色沼
ビジター
センター
ペンション
しゃくなげ
晴れ  05:40着
 05:50発
07:05
07:15
08:10
08:20
09:20
09:35
10:00
10:10
10:40
11:30
11:50
12:10
13:2514:35
14:45
14:55
15:05
16:4017:00着


バスタ新宿23:00発の夜行バス利用。登山者は私一人で、猪苗代駅で下車したのも私だけ。
5:30に予約しておいたタクシーに乗り、猪苗代登山口で下車しました。(2140円)

猪苗代スキー場
【猪苗代スキー場 左の建物に登山届箱】

【磐梯山見上げつつ ひたすらゲレンデ上がる】

ゲレンデの最上部でしょうか、ここは見晴しがいいので木陰で休憩タイムです。


【ゲレンデ最上部】

【猪苗代湖と町を見下ろしつつ】

10分ほど登ると一合目「天の庭」があり、この先から樹林帯になりました。
ヤマツツジやサラサドウダンツツジの多い道を進み、分岐では赤埴山へ寄って行きます。

天ノ庭
【「天の庭」一合目】

【赤埴山分岐】

赤埴山の山頂手前に砂礫地があり、大きく眺望が開けて、猪苗代湖が一望です。

猪苗代湖
【砂礫地から見る猪苗代湖 (拡大)】

赤埴山の先は樹林帯になり、足元には花も続いて何枚も写真を撮りながら進みました。

赤埴山から望む磐梯山
【二合目の赤埴山から望む磐梯山】

【ダケカンバ樹林帯】

他にヤマツツジ・レンゲツツジ・タニウツギ・イワカガミ・アカモノなど

ウラジロヨウラク

ウスギヨウラク

ハクサンチドリ

コケイラン

左の灌木越しに見える湿原は沼ノ平でしょうか、奥が磐梯山のようです。
右に見える櫛ヶ峰は緑いっぱいですが、反対側は火口壁で全く表情が違っていました。


【沼ノ平  奥は磐梯山】

【櫛ヶ峰見つつ】

他にツマトリソウ・アカモノ・イワカガミ・ヨツバムグラなど

アオチドリ

ノビネチドリ

アカバナイチヤクソウ

グンナイフウロ

渋谷登山道分岐の手前から、磐梯山固有種バンダイクワガタを見かけるようになりました。
15分ほど登ると天狗岩の横の分岐で、この辺はバンダイクワガタが多く自生しています。


【三合目 天狗岩のある三叉路】
バンダイクワガタ
【バンダイクワガタ (拡大)】

自生地から少し進んだ火山壁の上からは、裏磐梯の素晴らしい眺めが一望!!
上がって来た地元女性が、左奥が飯豊連峰、桧原湖の奥にうっすら見えているのが朝日連峰と説明。
この時期に、これだけ空気が澄んでいるのは珍しいと感激されていました。私も感動です♪


【飯豊連峰~西吾妻山  遠くに朝日連山  下に桧原湖と銅沼  (拡大)】

裏磐梯への下山路を相談すると、注意書の工事は別の所なので火口原の東周回がお勧めとのこと。
西周回での下山を予定していたので、地図を見つつ思案しながら、磐梯山へ向かいました。


【草原と灌木の斜面を磐梯山へ】
バンダイクワガタ
【この先にもバンダイクワガタ (拡大)】

弘法清水小屋に着いてザックをデポ。サブザックを準備しながら、小屋番さんにも再度相談。
ここでも八方台方面は樹林帯、火口壁方面は変化があってお勧めと言われ、悩みつつ山頂へ。

弘法清水小屋
【弘法清水小屋 右に山頂入口】

【樹林帯から灌木帯へ】

磐梯山の山頂に到着しました。  360度の素晴らしい眺望です♪

磐梯山山頂
【磐梯山山頂  猪苗代湖が一望 (拡大)】

【岩間にもバンダイクワガタ(拡大)】

 

磐梯山からの眺め
【西はすぐ下に猫魔ヶ岳の南東面スキー場   北の奥に飯豊連峰   桧原湖 (拡大)】

山頂をぐるぐる回りながら、初めて見る山々に感動でした♪

磐梯山からの眺め
【北東の手前は櫛ヶ峰    奥は西吾妻山~一切経山~安達太良山   (拡大)】

桧原湖方面を眺めつつ清水小屋に戻り、お汁粉を注文しながら再度地図を見て考えていると、
お客さんからも火口壁ルートを勧められたので、皆さんにお礼を言って分岐に戻ることにしました。


【右の火山壁ルートへ】
櫛ヶ峰
【西と東で表情の違う櫛ヶ峰】

分岐には「川上方面6/11~7/31工事のため通行止」と案内図があるけれど、裏磐梯へは通れそう。


【三叉路の分岐に戻り、直進】

【途中まで川上方面へ下る】


ミヤマオダマキ

ミヤマキンバイ

ミヤマアズマギク

コウリンタンポポ

分岐から北側へ下り始めると、天狗岩北面は一気に切れ落ちた火口壁で迫力満点。

磐梯山 天狗岩と火口壁
【磐梯山 天狗岩と火口壁】

【下に広がる火口原へ】

火口原の樹林帯へは急下りですが、逆U字型の杭が誘導してくれてとても助かります。
火口原は石ゴロゴロの広場ですが、ここもよく見ればわずかにペンキマークがありました。


【逆U字型杭のある急下り】

【火口原】

旧噴火口のある広い火口原から振り返ると、櫛ヶ峰の火口壁がドーンと迫ってきて凄い!

櫛ヶ峰の火口壁
【櫛ヶ峰の火口壁 (拡大)】

磐梯山天狗岩の長い火口壁にも、ぐる~っと囲まれていてスゴイです。

磐梯山 天狗岩方面の火口壁
【磐梯山 天狗岩方面の火口壁 (拡大)】

火口原は所々赤ペンキはありますが、広いのでガスの日など要注意。右寄りに進み細道へ。
樹林帯からスキー場分岐に出て銅沼へ寄ってみましたが、ここからの火口壁も素晴らしいです。

火口原 右へ
【中央の細木に赤テープ 右の細道へ】
銅沼と火口壁
【銅沼と火口壁(拡大)】

分岐に戻って桧原湖を眺めつつ裏磐梯スキー場を下り、五色沼まで車道を歩くつもりでしたが、
一緒に下山してきた地元女性が五色沼入口まで車に乗せて下さったので、とても助かりました。
入口横の裏磐梯物産館で会津塗のお土産を買って、五色沼へ向かいます。


【裏磐梯スキー場】

【裏磐梯物産館  横に五色沼入口】

木陰の遊歩道。次々に現れる微妙に青の違う湖を見ながら進んで行きました。

弁天沼
【ターコイズブルー 弁天沼】
毘沙門沼
【エメラルドブルー 毘沙門沼】

五色沼は楽しい遊歩道でしたが、湖の青が映える紅葉シーズンが一番いいかも知れません。
ビジターセンターで明日の雄国沼方面のバスを確認し、今日の宿ペンションしゃくなげへ向かいました。

五色沼案内図
【五色沼案内図 (拡大)】

【ペンション・しゃくなげ】


 磐梯山の花々




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